松田が最後に見たマリノスの試合が大のつく苦手な大宮に逆転勝ち。
いろいろな思いが詰まりすぎた柏戦に負け。
背番号3をつけてピッチにたった最後の試合も結果は…だった。
こういう試合でこんななってしまうのがせつなくて。
でも、どこか「らしすぎて」、泣きながら試合を見つめていたのを思い出す。
昨日も勝ちたかったけれど、ゴールは遠くて、相手は強くて。
でも、選手たちは最後まであきらめてなかった。
自分も追いつけるんじゃないかと最後の最後まで思って涙はなかった。
松田の病状がどれだけ思わしくなくても、松田なら大丈夫と信じていたみたいに。
理屈じゃ無理だとわかっていても、なんの根拠もないけどいけそうな気がするって。
実際はいけることもあるけど、いけないことの方がぜんぜん多いのだけど。
だけど、それに懲りずに。
毎回、一喜一憂して、性懲りもなく大の大人が泣き笑いする。
サッカーっておもしろい。
それを全身で表現していた松田。
松田の気迫で勝ちきった試合もたくさん。
松田が暴走して壊れた試合も…ぼちぼちあって。
たくさんありがとうを言って笑って、時々ばかーって泣いた。
勝っても、負けても、またスタジアムに足を運ぼうって思わせる。
そんなプレーを。
誰よりも松田と長く時を共にしたマリノスで。
そういうマリノスを見て、性懲りのない大人がまたひとりと増えていくと思います。
「なんだ、やるじゃん。」、「やっぱ、変わんないなぁ。」って。
笑って、泣いて、喜んで、悔しがって。
そんな人でいっぱいになったスタジアムになるように。
天国で見守っていてください。
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